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子育て科学アクシスブログ


バラやアジサイを育ててはじめて気づいたこと

2017.03.30

藤原です。

私は、中学校の教員を退職してからバラやアジサイなどを庭に植え面倒をみるようになりました。

週に1回、水溶性の肥料を水に溶かしてジョーロで撒いたり、天候に応じてホースで水を撒いたり、草取りをしたりです。この何気ない行動が、植物の不思議さに気づくきっかけをつくってくれました。皆様からすれば当たり前のことではないかと思われるかもしれませんが。さらに、中学校の理科の教師であったということも信じてくれないかも知れませんが。(大学で有機化学の勉強をしていたので、植物を栽培したことはなかったのでと言うとお叱りを受けるかもしれません。)

同じ仲間の植物は、みな同じように生長していることに驚いたのです。環境が同じだとお互いに申し合わせたかのように、生長する状態が同じなのです。微妙な環境条件が成育に非常に関係することを育ててみてはじめて知りました。

アジサイ


 
アジサイは、この時期に一斉に若い葉が出てきます。6月になると、花が咲きますが、剪定の仕方で花の咲き方に差が出てくるのです。花が咲いた後に適切に枝を剪定していないと、次の年に花がたくさん咲かないことも知りませんでした。さて、今年は、どのくらい花が咲いてくれるか?剪定の個所が間違ってなければいいのですが。

 
 
四季咲きのばらは、この時期(3月)だけ花が咲きません。

ほぼ一年中、四季バラは花が咲いています。2月まで花が咲いて

バラ


いるのです。そのバラが3月になると、花が咲かないのです。そのかわりに、新しい葉が枝から次々と出てきます。太陽の日差しによく当たっているかどうかと、肥料を十分に与えたかどうかで、生長に大きく違いが出てくるようです。そして、バラは特に、薬剤の散布が大事です。油断していると、虫がついてしまいます。1週間に1回薬剤散布を心がけています。先日成長の悪いバラが一本ありましたので、少し日当たりが悪いのかもと思い成育場所を変えてあげました。すると、生き生きしてきました。今までは、葉もそんなにつけなかったのですが、場所を変えると、嘘のように葉の数が変わりました。ちょっとした日差しの量が、生長に影響を与えていたのを実感しました。

 
中学校で理科を教えていたのですが、微妙な環境条件が植物の成長に影響があるとは、面倒をみるようになってはじめて気づきました。

 
藤原一夫