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子育て科学アクシスブログ


池をつくりました。

2018.11.21

「庭に池をつくりました」
藤原です。
私の家の庭には、湧水が流れている場所があります。湧水が出てくるところは、サワガニが住んでいます。ときどきカニにご対面するときがあります。隣近所には、湧水が流れているところはないようで、私の家の庭に清水が流れる水路があるとご近所の方にお聞きしました。私は、10年ほど前に、湧水の通り道に穴を掘り小さな池をつくりました。鯉やメダカ、金魚などをときどき買ってきて放しました。清水が流れているので、夏は冷たい水が、冬には暖かい水が流れています。つまり一年中水の温度があまり変わらないのです。真冬でも12度ぐらいはあります。エサはほとんどやりませんが、鯉は大きく育ちます。藻やプランクトンを食べているのだと思います。鯉は順調に育ったのですが、メダカや小さな金魚もときどき放流していたのですが、いなくなってしまいま
した。鯉の餌になってしまったのでしょう。かわいそうなことをしました。ただ、はじめから少し大きかった金魚2匹は、生き残っています。食べられなかったのでしょう。生き残っている金魚の大きさは、1520cmぐらいになっています。鯉は、買ったときの大きさが3cmぐらいだったのが、30cmを超えるぐらい大きく育っています。10倍以上も大きくなりました。鯉は8匹も小さな池で何とか生きていました。大きく育った鯉は、からだを少し斜めにしながら泳いでいました。特に浅い場所を泳ぐときは背びれが水面から完全にでている鯉もいました。昨年の冬、水面から出ている背びれの部分が、寒さのために色が変色している鯉が二匹もいました。背びれの近くの鱗の色が黒褐色(本当の色は白色やピンク色なのですが)になっていました。のびのびと泳げる大きな池を作ってあげないとかわいそうだなと思っていましたが、費用もかかるしどうしたら良いのか悩んでいました。時間はどんどん過ぎていきました。冬がまた、やってきます。鯉は、昨年よりさらに大きくなっています。
何とかしなければかわいそうだと思い、試しに庭に穴を掘ってみました。すると、水が溜まり、水が引いて行かないのです。掘ると、すぐに周りの土の中から水が染み出てきます。しかも、ある程度の量まで水は溜まりますが、その水位は、一定の高さ以上にはならないのです。さらに、水位は、数日たっても変わりません。どんなに日照りが続いても水はなくならないのです。しかも、水は腐りません。50㎝ぐらい掘ると、粘土質の層になり、その粘土層の中を地下水が流れているようです。粘土層の上の土は乾いた地層です。粘土の地層の下はとても硬い地層になっています。ショベルカーでも掘ることはできないほど硬い地層です。この硬い地層の上を地下水が流れているようです。家の裏には、小高い10メートルほどの崖があります。(写真)木が生い茂っています。
崖の上には、地域を守っているお寺さんがあります。境内には、大きなイチョウや桜などの木が茂っています。このお寺の境内の木々のお蔭で、私の家の周りは開発されませんでした。
そこで隣の造園屋さんに依頼し、庭に深さ1メートル、横4メートル、縦3メートルの穴を掘ってみることにしました。掘っただけで、水がたまるかです。防水シートも敷かずに掘っただけでどうなるかです。掘ると、濁った水が周りから染み出てきて水がたまりました。この時点でどうなるか様子を見ることになりました。1か月以上も様子をみていたのですが、濁ったままできれいな水にはなりそうにもありません。濁った水がうまく排水されないためだろうと思い、たまっている水をホースで排水することにしました。さらに、井戸水をホースで補充するようにしました。1か月ぐらい井戸水を注入し続けましたが、池の中の水の濁りは消えません。こんな水では、魚はいれられないなあとあきらめかけていました。2か月が過ぎたある日、濁りが一挙に消え、水に透明感が出てきました。しかし、雨が降ると、一挙に濁ります。池の周りから、泥水が染み出てきたのだと思います。その頃は、池の水の濁り具合をみるのが、日々の日課のようになっていました。徐々に水の濁りが消え、雨が降っても濁らなくなり透明感を保つようになってきました。
そこで、鯉を1匹だけ池の中に放流して1週間、様子を見ました。
生き生きと泳いでいるので、3匹、4匹と徐々に放流していきました。
写真のように、気持ちよさそうに鯉たちは泳いでおります。(写真)