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子育て科学アクシスブログ


六次の隔たり

こんにちは。黒岩です。

関東地方は梅雨明けとのことですが、皆様お変わりありませんか?

 
さて、「六次の隔たり」という言葉をご存知ですか?

ざっくりご説明すると、全ての人や物事は6ステップ以内でつながっていて、「知り合いの知り合い」といった関係をたどっていくと、5人の仲介者を経て6人目で世界中の人と知り合いになれるという理論だそうです。

この理論をもとに、ある芸能人が大ファンの海外アーティストと知り合いになれるか、という実験をしている番組もありましたね。

今日は、そんな「六次の隔たり」を垣間見るような話を聞いたのでご紹介しますね。

 
まずは登場人物のご説明。

Aさん:古民家を間借りしてヨガ教室を営む。(私の友人)

Bさん:古民家(築60年くらい)のオーナーさん。

Cさん:Aさんの友人。

Dさん:Cさんの友人。

 
Aさんは、Bさん所有の古民家を間借りしてヨガ教室を開いています。

古民家はBさんが購入する前に2家族が住んでいたようで、Bさんが3代目のオーナーさんだそうです。

Bさんもこの古民家に2年前まで住んでいましたが転居することになり、古民家をシェアスペースとして貸し出すこととし、Aさんもこの一部のスペースでヨガ教室を開くことになりました。

 
そのヨガ教室にCさんがお客さんとして参加し、ヨガの気持ちよさ、そして古民家の雰囲気がとても気に入り、Dさんに「一緒にヨガ教室に行こう!」と誘います。

偶然、古民家がある地域はDさんのご実家近くで「番地を聞けば、その古民家の場所がわかるかも。」とのこと。

番地と古民家の写真をDさんに伝えると、Dさんは「この家知っている!私の父が建てた家よ!」と懐かしそうに話しだしました。

よく聞くと、大工さんだったDさんのお父様は、Dさんのご実家近くの家の多くはDさんのお父様が建てられたそうで、そのうちの一軒が今回の古民家だったようです。

 
実際にヨガ教室に参加し、古民家に着いたDさんは懐かしそうにその家を見渡し、「この梁は私が藁で磨いたのよ」、家の中に入ると「この欄間は父の作り方だ!」など、懐かしそうに話し、「父に会えた気がします」と喜んでいたそうです。

 
BさんとDさんは、まだ直接会ったことはないそうですが、Bさん・Dさんが会える日を調整中だそうです。

大工さんの娘さんと家のオーナーさんが会えるという、世代を越えた交流の話を聞き、心がほわっとしました。

 
黒岩美喜