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子育て科学アクシスブログ


No Worries, Beef Curries

皆さんこんにちは。成田です。

 
先週、久しぶりの海外、ハワイでのんびり休暇を楽しんできました。

アメリカに行くとなんかほっとするんですよね、私。

どこで何を着てもどこで何を食べてもだれも気にしてない。

年齢も性別も人種もさほどだれも気にしてない(少なくとも表面上は)。

わからないことがあったら、とりあえず聞いてみれば、とりわけ親切ではないけど不親切でもない。

 
アメリカに行くと私は、毎回逆説的に日本は根っからの監視社会なんだな~と気づかされます。

でも必ずしもそれは悪いことではない、とも改めて毎回思うのです。

日本人ならではの、節度とか礼儀とかいうものに敏感な体質、それが他者に対してのやや厳しめの「目」を作っていて、相互監視と相互扶助を行うことで社会がそれなりに平穏に、そして安心して暮らせる基準に保たれているのでしょう。

 
ただ、それが行き過ぎると「同調圧力」化することもまた事実です。

特に(私はやってないので実のところはわからないのですが)SNSでの極端なまでの相互監視と異端者叩きは度を越しているようで、よく話題に上がっていますね。

SNSのバーチャル世界があまりに広くてそれだけでおなか一杯になるからか、今の若者が海外に出たがらないという話もよく聞きます。

 
確かに温度湿度が快適に保たれた家の中で、深く広くバーチャルな世界に浸るのはとても簡単で心地よいことでしょう。でも、私は声を大にして言いたい。重い荷物を引っ張って、汗をかいたり恥をかいたりしながら全く文化の違う人たちのいる場所にわざわざ身を投じること。多少不安になったり危ない目にあったりしながら、わからないことはオンラインじゃなくリアルな人間に聞いてみながら解決していくこと。あきらめと納得と快感と驚きとに満ちた体験を重ねること。こんなにも人を成長させる手段はほかにはない!日本の若者よ、海外に飛び出すべきです!

 
そうした経験の積み重ねによって、いつか、伝統的なお互い様精神は保ちつつももう少し「ゆるみ」も携えたグローバル仕様の日本人が増えるといいな。そうしたらこの国は最高の国になるのにな、と思います。

 
 
↑こういう、「ゆるみ」を見ると私は「だから、アメリカってだいすき!」って思っちゃいます。ハワイ州立美術館でみかけました。

 
・・ところで、知ってる方も多いかと思いますが、表題のNo Worries, Beef Curriesはハワイ特有の言い回しで「大丈夫、心配ない!」って意味です。

いかにもハワイらしいな~って思いました。だってよく考えたら、私が住んでたセントルイスには、ビーフカレーなんか一切なかったもの。カレーはインド人のやってるお店にはあったけどカレーって言ってなかった(確かビーフマサラとか?いう名前だったはず)。

古くから日本の文化が自然に溶け込んでいるハワイならではだな~って思いました。

 
 
アクシスは10月1日より会員制を廃止し、どなたでもお気軽にプログラムにご参加できるようになります。今後はさらなる拡大計画もございます。うまくいくのかちょっと不安にもなりますが、この標語をお守りにして、日本人らしさも忘れず、かつ「ゆるみ」も忘れずにいこうかと思っています。

 
これからもご支援のほどよろしくお願いいたします!!

 
成田 奈緒子