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子育て科学アクシスブログ


同僚の話

上岡です。

アクシスには75歳の超ベテランの相談員がいます。

若い人と話すときも年齢差を感じさせないパワーがあり、教育委員会での相談員として人気があるのもわかります。

アクシスでも、パソコンの前ではフリーズしていますが、相談者の前では最適化のオンパレードです。

 
先日、彼からこんな話がありました。

「上岡君、一緒に良くいく立ち食い蕎麦屋さんにこの前1人で行ってみたんだけど、『今日は、お連れの人はいないんですね』と話しかけられたよ。店員さんは私たちを覚えててくれてるんだね」と。

私は彼を知っています。だから、その話の端折り方が気になりました。

「どれどれ、その会話の前になにがあったか教えてくれませんか?」

そう聞くと、彼は気恥ずかしそうな顔をして話し出しました。

要約するとこうです。

1人で行ったとき、券売機で1000円札が上手く入らなかったそうです。多少、目が悪いところを私は知っています。

そこで、店員さんに助けをもとめると、すぐに駆け付けてくれて、対応してくださったとのこと。

そのときに言われたそうです。

「今日は、お連れの人は今日はいなんですね」

最初にうけた『良く行くお店でののどかな挨拶』の印象からすると少し意味あいは違ってきますが、気にかけてもらっていることには違いありません。

彼はコンビニでもどこでも、店員さんに挨拶をすることを私は知っています。彼は人が好きなのです。

だから、周囲も気にかけてくれまてます。この町には大勢の味方がいるということです。

私は安心して、立ち食いソバに1人で彼が行くことを見送れます。

「愛想がいい」。最強の防衛策だと思います。

彼に愛想がない、という世界線であったならば、私が愛想よくすればいいのだと思います。

 
別日のコンビニでの出来事です。

「ナナコのチャージの仕方を教えて」

彼にそう言われ、昼休みに一緒にコンビニに向いました。

ATMの前で75歳の彼に私がゴニョゴニョと指示をだしていました。

いけない!と思い、私は言わんでもいい「ナナコのチャージ、上手くいきましたねー」と少しは周囲に聞こえるように実況中継しました。怪しげな行動をしていると思われないための私の防衛策です。

 
上岡