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子育て科学アクシスブログ


帰省の話

上岡です。

大学進学で家を出たあと、地元は地下鉄が開通し、街並みがすっかり変わってしまいました。

帰省して懐かしさを感じる時期が早々にして、なくなったわけです。

新幹線でたどり着く大きな駅は、予備校に通うために行き来した場所なので、「駅前のパチンコの魅力に負けず、よく頑張っとったなー」と懐かしく思えますが、

実家に向かう路線や最寄り駅は、生活していた頃に存在しておらず、存在していなかった駅から実家までの道のりも、感傷薄々です。

帰省すれば家の手伝いが待っているので、外出する機会が滅多になく、ここ最近は、あの頃が詰まったセーブポイントに触れることなく帰りの電車に乗ってました。

 
で前回、お使いついでに、高校への道中を、スマホを使わず記憶だけで歩いてみました。

毎日20分、雨の日も自転車を立ちこぎして通った場所です。

30年でがらりと風景は変わっており、不安気なスタートをきりましたが、地形が雰囲気を残してくれてて、徒歩1時間でたどり着けました。

この道のりはセーブポイントでした。懐かしさには浸れました。が、想起されるエピソードの大半が、くくっと胸をしぼめさせるすっぱい記憶でした。

封じておいたほうが精神衛生上、良いかもしれぬ。

そんなこと考えながら、最終目的地点の郵便局へ110円切手を買いに向かってくさなか、そこに同級生が勤務していることを思い出しました。
瞬間風速のようにわきあがる陽の感情がありました。

酸い8割の記憶であっても、「そんな中、お互い頑張っとったなー」と。「なー」が良いです。胸が軽くなる懐かしさでした。

 
写真に写るおぼこい自分を見て「誰、こいつ?」と思うことも増えてきてます。事実を突きつけられているのに全く覚えがない状態です。

おぼこい自分と今の自分との間に、連続性を全く感じなくなるのも寂しいので、親孝行ついでにできるだけ同士に会ってみようと思いました。

 
上岡

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