お問い合わせはコチラ

子育て科学アクシスブログ


「おみおくりの作法」

こんにちは。黒岩です。

風薫る爽やかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 
突然ですが、「おみおくりの作法」という映画をご存知ですか?

この映画は、2013年の第70回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で初上映され、監督賞を含む4賞を受賞した作品です。

日本での公開初日である1月24日、とある情報番組で「おみおくりの作法」が紹介されており、ぜひ観たいと思ってすぐに上映スケジュールを確認しましたが、自宅近くでは上映されておらず、「DVDになったら借りようかな」と思っていました。

 
そんな1月24日の夜、私の携帯が鳴り、母方の祖母が亡くなったことを知りました。

急な報せだったため、映画のことなどすっかり忘れていたのですが、先日、自宅近くで上演されていることを知り、すぐに映画館へ!

 
【イギリスのある地区の民生係として働くジョン・メイは、孤独死した人物の葬儀を行なうことであり、誠意をもって1人1人を「おみおくり」する。ところが、ジョンは人員整理によって解雇されることになり、ジョンの向かいの家で孤独死したビリー・ストークの案件が最後の仕事となった。近くに暮らしていながらも面識のないビリーの死に、同じように孤独な1人暮らしをしているジョンは、ビリーを「おみおくり」するためにビリーを知る人々を訪ねてイギリス中を旅する。】というお話で、人とのつながりや「一期一会」という言葉の意味を考えさせられる映画でした。

そして何より、祖母が亡くなった時にこの映画に出会い、ずっと元気だと思っていた祖母との別れの時が当然来ること、そして、別れの時が突然やってくるんだという経験を通して、身内を「みおくる」ということを改めて考える機会となりました。

 
今のところ、この映画のDVD化の情報はありませんが、現在も上映されている映画館もあるようですので、ご興味のある方はチェックしてみてくださいね。

 
黒岩 美喜