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子育て科学アクシスブログ


ストレスコーピングとthe piano

こんにちは、成田です。

いつも能天気な私を見て、会員の皆様は、「成田先生は特別なのよ。私たちには、あーはなれないわよねえ・・・」とお思いでしょう。でも、一応私も人の子。色々あってもなんとかやっている、そんなことも今日は知ってもらいたいと思います。(そしてついでにアクシスのストレスコーピングワークの宣伝♪)

 
きっと、私の心の中には、他の人にはない大きな大きな穴が開いているのだろうと、ずうっと私は思っています。
小さいときはうっかり足を取られたり落ちたり、をしょっちゅうしてたけど、だんだんその場所がわかったし深さがわかったから、最近の私はどうやってその穴を避けて通るかの「要領」を飲みこんでうまく対処しているだけで、穴は実はずっとそこにある、と思っています。

 
その「要領」の一つが睡眠第一!であったりごはんをしっかり食べる!であったりするわけです。
だから私がアクシスで皆さんに伝えたいことは、すなわち私自身への言葉でもあり、本当に実践・実感していることでもあるのですが・・・
でも、そんな私でも、頑張って穴などないようなふりをして生活していたのに、なんだか調子が悪くなって、また穴の存在が気になって仕方ない時期も来ることがあります。
このところ、去らない心配事があってちょっと穴が気になります。時折足を踏み入れてしまいます。

 
そういう時に必要な、大事なとっておきの「要領」が「ストレスコーピング」です。
どれだけ多種類のストレスコーピングを持ち、落ち気味の気持ちをどれだけ素早く上げることができるか、が人生の決め手になるといっても過言ではないかもしれません。
私はおかげさまで、ストレスコーピングの種類に事欠かない人間です。
アクシスの上岡ワークでストレスコーピングを挙げたときも、ダントツの量でした。
パズル、高速運転しながら大音量で音楽を聴く、料理を多種類同時進行で作る、ワインとチーズ、プール、江戸散歩、映画、本、etc

 
そして、
本当に私をいつも救ってくれるのが、ピアノだと思っています。

 
物心つく頃からピアノを習ってました。でも、とにかくハノンやらソルフェージュやらがイヤで練習せず、才能も特にないので、中学に入った頃になるとほとんどレッスンに行かなくなり、自然消滅しました。
が、大学に入ったとたん、『ピアノが弾きたい!!』という強い想いが沸き起こり、自分でバイトして稼いだお金を月謝代につぎ込んで、再度習い始めました。
大人になって習うピアノはただただ楽しくて、好きな楽譜を買ってきては弾いてみることの楽しさにはまりました。

 
結婚して転勤に次ぐ転勤でアメリカにまで来たとき、ピアノなしの生活が5年続いていました。
帰国前の一年、色々あって波立っていた心は、またぽっかりと大きな穴を開けて私はほとんどずり落ちており、ふちをつかむ手を放したら落ちちゃう!というレベルでした。

そんなときに、知人から借りたキーボードが、本当に私を救ってくれました。

キーボードの付録の楽譜を1番から100番まで順番に制覇していくうちに、ふちから這い上がるエネルギーが戻ってきました。

 
日本に帰ってきてからはキーボードで我慢していたのですが、子どもが習っていたのでちょっと安くなる、というので、えいやっとばかりに、念願の、本物のピアノを買えたのは7年くらい前です。(それまで愛用していたカシオのキーボードは今アクシスにあります!)

娘が習っているのを悪用して、なぜか私がヤマハのコンクールに出たり(笑、地区予選は突破できましたよ!)、発表会に連弾で出たりして思いっきり楽しんできました。

 
その後また忙しくなってしまってしばらく弾くことがなかったのですが、先週から衝かれるように弾き続けています。
指は動かないしタッチは弱いしミスるしさんざんですが、でも好きな曲を好きなだけ弾き続けていると、心の穴にふわっとした新しい土がどんどん入っていくような気がします。

 
これが、ストレスコーピングのありがたさ、なのです。

成田も決して鉄仮面というわけではなく、血も肉もある人間なので(一応、笑)、いつも同じ状態というわけにはいきません。でも、その時の状態に一番あったコーピングを最速で選んで自分にあてがうことで、なんとか自分を最低限保っていくことができるのです。

 
ストレスコーピングという言葉を初めてお聞きになった方、聞いたことはあるけどよくわからないという方、そしてストレスコーピングの見つけ方がわからないという方、どなたもぜひ上岡のストレスコーピングワーク(6月24日午後開催)にいらしてくださいね♪(ついでに宣伝)

 
成田奈緒子