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子育て科学アクシスブログ


7月3日 『挫折することの大切さ』ワークが開催されました!

こんにちは、上岡です。

 
今月は、ゲストティーチャーとして、毎日新聞記者、そして共同通信外信部記者として国際ジャーナリズムの現場を渡り歩いた引地達也さんに来ていただきました。

 
引地さんは。取材された紛争地域での出来事、震災ボランティアでの出来事、そしてそこでの挫折体験を語ってくださいました。

「なにか自分ができることをしたい!」と強く思っても、社会情勢によって差し伸ばせる手に限界がある。そんな中で幾度となく挫折されたそうです。引地さんは「挫折中」という言葉を使います。

 
「この件については、今、挫折中なんですよ」

 
「挫折」という言葉は「完全に終わった!」というニュアンスが感じられますが、

「挫折中」は、「今は一旦休んで状況が良くなれば動き出す」、「この形ではうまくいかなかったけど、形を変えて取り組みたい」が感じられました。

「挫折」は、「次に進むための休息」もしくは「作戦変更会議中」てな言葉に置き換えらるのか!と感じました。

 
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また、紛争地域で拘束された出来事についても話してくれました。まぁ、淡々とです。

その淡々さはどこから来るのか?と引地さんにお聞きすると、

「基本、現地の人たちと人間関係を良好に築いておけば大丈夫なんです」

とのこと。

究極の究極って感じがしませんか?

生き死にまっただ中で安心できたのは、昔から繰り返し言われ続けた「人との関係」って!

引地さんは現在、就労移行支援施設を立ち上げ精力的に活動をされています。

新聞記者時代に「人と関わることの大事さ」、引地さんの言葉で、もう少し具体的に言うと「人を助けることは助けられること、助けられることは助けること」を感じられ、今の仕事に就いたとのことです。

「助け、助けられる」。言葉としては知っていても、引地さんの口から語られると重さを感じました。

 
アクシスで実施しているコミュニケーションワークの中で、私は「体験談は圧倒的に面白い話になるよ!だから旅行に行ったことや日常生活の出来事など、とにかく体験したことを深く掘ってみると話のタネになるよ」とお話ししています。

引地さんの話は、ただ「聞く話」ではなく「考えさせる話」にでした。体験談の力強さだと思われます。

 
そこで8月!

アクシスでも体験談を語ってもらうワークが2回も開催されます。

 
8月5日(金)13時~14時40分に

「正しい脳の作り方(12)不安と付き合う ~語る人僚さん登場~」

8月9日(火)10時20分~12時に

「大人になってから発達障害と診断された当事者からの発信~藍さん登場~藍さん」

 
どちらも体験談をお話ししてくださいます。

ぜひ、力強い「考えさせる話」にご参加ください。

 
上岡