ギリギリの人生
2017.06.28
上岡です。
先日、散歩していると空が重たくなってきました。
丸腰で抗う手段が何もなく、濡れて困る書籍が入ったバッグを背負っており、目的の駅まで当面、雨宿りをするような場所もなく。
足早になりました。
駅が見えてきたころ、雨がポツリと頭を濡らしたので、駆け足で駅にたどり着きました。
その途端、空から大粒の雨がザー!
…ということはなく、
駅に着き、トイレに行き、ホームに行き電車を待ち、電車が停まり、乗り、走りだし、とその頃に雨が降り出しました。20分ほど余裕がありました。
で、この話を誰かにするときは当然
「間一髪で雨が降り出してさ~」
と言います。
こうして盛ってしまう理由は1つです。
「雨が降ってきたらとても困る場面に遭遇し、とても心細かったことをわかってほしいから」です。
共感してほしいために、事実は置いておいて盛ります。
「駅にたどり着き、そのあとゆうに20分ぐらいしたら雨が降り出してさ~」だと、あの心細さをわかってもらえません。
「ぎりぎり足りてさ~」
「ぎりぎり間に合ってさ~」
「ぎりぎり見つけてさ~」
の「ぎりぎり」は、たいていぎりぎりではなく、「とっても焦ったんだよー」という気持ちを相手に分かってほしいから吹き出てくる言葉です。
盛るときに使いやすい言葉は他にもあります。「いつも」「ずっと」や「良いとこ無し」などなど。
「あの人、いつも私に嫌なことするんだよ」
「あの人、良いところ無しだ」
「本当にいつも?」「本当にずっと?」「本当にいいところが無い?」かどうかは一旦置いといて、
そのときの心情は、話し相手に「自分がそのとき不快であった気持ちをわかってほしい!」わけなので、盛りまくります。
で、気をつけなきゃいけないことが。
言葉はいい意味でも悪い意味でも、自分に信じ込まれせる力があります。
繰り返し同じ話をしているうちに、本当に相手のことを
「いつも嫌なことをする人」「ずっとそういう人」「いいところ全然無い人」て思ってしまうことが。
自分で盛ったことを忘れ、どんどんイライラをつのらせてしまう…あまり健康によろしくありません。
盛って共感されてすっきりしたあとは「ま、そうは言っても、あの人も良いところもあるんだけどね~」と平地にする癖をつけとこうと思ってます。
上岡
先日、散歩していると空が重たくなってきました。
丸腰で抗う手段が何もなく、濡れて困る書籍が入ったバッグを背負っており、目的の駅まで当面、雨宿りをするような場所もなく。
足早になりました。
駅が見えてきたころ、雨がポツリと頭を濡らしたので、駆け足で駅にたどり着きました。
その途端、空から大粒の雨がザー!
…ということはなく、
駅に着き、トイレに行き、ホームに行き電車を待ち、電車が停まり、乗り、走りだし、とその頃に雨が降り出しました。20分ほど余裕がありました。
で、この話を誰かにするときは当然
「間一髪で雨が降り出してさ~」
と言います。
こうして盛ってしまう理由は1つです。
「雨が降ってきたらとても困る場面に遭遇し、とても心細かったことをわかってほしいから」です。
共感してほしいために、事実は置いておいて盛ります。
「駅にたどり着き、そのあとゆうに20分ぐらいしたら雨が降り出してさ~」だと、あの心細さをわかってもらえません。
「ぎりぎり足りてさ~」
「ぎりぎり間に合ってさ~」
「ぎりぎり見つけてさ~」
の「ぎりぎり」は、たいていぎりぎりではなく、「とっても焦ったんだよー」という気持ちを相手に分かってほしいから吹き出てくる言葉です。
盛るときに使いやすい言葉は他にもあります。「いつも」「ずっと」や「良いとこ無し」などなど。
「あの人、いつも私に嫌なことするんだよ」
「あの人、良いところ無しだ」
「本当にいつも?」「本当にずっと?」「本当にいいところが無い?」かどうかは一旦置いといて、
そのときの心情は、話し相手に「自分がそのとき不快であった気持ちをわかってほしい!」わけなので、盛りまくります。
で、気をつけなきゃいけないことが。
言葉はいい意味でも悪い意味でも、自分に信じ込まれせる力があります。
繰り返し同じ話をしているうちに、本当に相手のことを
「いつも嫌なことをする人」「ずっとそういう人」「いいところ全然無い人」て思ってしまうことが。
自分で盛ったことを忘れ、どんどんイライラをつのらせてしまう…あまり健康によろしくありません。
盛って共感されてすっきりしたあとは「ま、そうは言っても、あの人も良いところもあるんだけどね~」と平地にする癖をつけとこうと思ってます。
上岡