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子育て科学アクシスブログ


私の枕草子

春はあけぼの

わが家の朝は、猫に耳元で全力で泣かれることから始まる。その時間帯が夏はかなり早めで、冬は遅めで、ちょうどよいのが春の季節。まどろみの春。

猫の首もとをなでながら、体を起こしてご飯を用意する。

 
夏は夜

開け放した窓の向こうから聞こえる、虫の声、アパート前を歩くサンダル音。見えないけど何かがいる雰囲気(怖くないものが大前提)は、想像に委ねられて心地よい。

雰囲気は聞こえていいが、しっかり見えたり聞こえたりするのは無粋。

どこかしらで開かれている花火大会の音だけが聞こえるのは、ただただ残念。

 
秋は夕暮れ

秋の夕方は過ごしやすく、とにかく遊んだ思い出。

自動車免許を取得する過程でさんざん勉強させられた、「ボールを追いかけて道路に飛び出てくる少年」に本当に出会ったのも秋の夕方。スピードを出していなかったので、まったく事故にならなかったが、ブレーキの後、しばらくドキドキしていた。ボール遊びに夢中すぎるのも問題である。

当時の白のカローラと赤い帽子の少年と。夕暮れのオレンジはすべての色と相性がいいと思う。

 
冬はいつでも

自分のセンスはないが、厚着でいろいろな色を重ねた洋服を着る人たちを見るのは好きである。そのぶん、他の色はいらないから、雪は良い。

色はいらないが温度は欲しい。冬の缶コーヒーは、飲むよりも手の中で転がす。

 
上岡