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子育て科学アクシスブログ


〇回目の節分を終えて…

おひさしぶりです、ぱんだこと半田です。
令和二年がスタートしたと思ったら、あっという間に節分も終わってしまいました。皆さまは、どんな2ヶ月をお過ごしだったでしょうか?

 
今年の節分も、ぱんだは「鬼は外~」と声は盛大に、まく豆の量はと~っても控えめにいたしました。成田山新勝寺のように、「福はうち」だけにしたいくらいです。ちなみに、成田山新勝寺では、ご本尊の不動明王の霊力がきわめて強力なので、鬼は外に追い立てるまでもなく屈服させているという考えから、「鬼は外」はないそうです。ぱんだの家では、やっぱり「鬼は外~」をケチらずにやらないとダメですね。

 
今年も「福は内~」と言いつつ、玄関内で自分の口に豆を放り込み、豆を噛みしめながら思ったのですが、豆まきっていつから始まったんだろうか…そもそも、どうして豆をまくの?節分は年4回あるのに(土用の丑のように)、どうして2月だけ豆まきするの?…と、今まで何回も豆まきの機会はあったのに、今年は??がわいてきました。やっぱり早寝早起きの効果で、脳が働くようになったのでしょうか?で、今回ぱんだは調べてみることにしました。とはいっても、今はネットでお手軽・簡単に情報が入りますね。これでよいのか?という気もしますが、今はそういう疑問は横に置き、お手軽に仕入れた情報によりますと…

 
豆まきの起源(きげん)は1000年以上も前にさかのぼり、中国の明時代の風習が室町時代に日本に伝わったのだそうです。そんな前の風習が、こうして今の日本に残っているのはすごいことですね。
昔は、冬が終わって春が来る日を一年の始まりと考えていたので、年4回ある節分のなかでも、冬から春になるときが一番大事な節分だったようです。2月の最初の節分に行う豆まきは、大昔の日本の一年のしめくくりの行事だったということですね。
また、豆には鬼(おに)を退治(たいじ)する効果があると信じられていたようです。昔の人は、病気はすべて鬼のしわざと考えていました。そこで、悪いことをする鬼が来ないようにと願って豆をまいたというわけです。
つまり節分の豆まきは、一年の最後の日に鬼を退治して、新しい年をむかえましょうという、昔のおまじないのようなものだったのです。それが今でも残っているのです。

 
でも、どうして豆なのでしょうか?
農耕民族として長い歴史を持つ日本人は、「五穀」(米、麦、ひえ、あわ、豆)に災いを払う霊力があると信じ、古事記には米をはじめ、穀物に由来のある神様が登場する…とありました。確かに、今でも神社などで「散米」の行事が執り行われますよね。どうしてお米?とも思わずに、なんだか自然に受け入れていましたが、自分勝手な意味づけをなんとなくしてしまうくらい、日本文化(生活)の中で穀物と祈りは強く結びついている気がします。ぱんだは小さい時、おばあちゃんに「お米を残すと目がつぶれるよ」と言われて育ちました。お米を残すと罰が当たって目が見えなくなるんだ…と思っていました。そういう体験の中で、自然にお米は神聖なものという感覚が育ったのかもしれません。

 
「散米」の行事では、祓(はら)いや清めの目的で米をまき散らし、米の霊力によって悪魔や悪霊を退散させる…という意味があるようです。さらに進んで日本人は、酒やご飯などのいわば加工品にまで、ある種の霊力が備わっていると見なしてきた…という流れのようで、確かに神前にお酒とかお供えしますよね。なので、大豆の霊力を利用するのは『散米』と同じとなるようです。

…なるほど。でも、ぱんだとしては、どうしてお米ではなく豆?としつこく思ってしまいますが、やはりお米は拾いにくいからでしょうか?大昔の人も、食べ物を粗末にしてはいけないという気持ちから、米より拾いやすい豆に…となったのではないでしょうか?お米の方が育てるのが難しくて貴重だったんじゃない?とも思うし。ちなみに、ぱんだは煎り大豆から殻付き落花生をまこうかな…といつも思っています。千葉県では、落花生をまかれる方もいらっしゃいますよね?でも、なんとなくなんですけど、落花生にすると少し霊力が落ちるんじゃない?と気になって、今年も煎り大豆になりました。あくまで感覚的な、なんとなくというレベルですけど(落花生まいた方すみません!あくまでぱんだの勝手な感覚です)。

 
他にも豆をまく理由として、①「魔目」=魔物の目、「摩滅」=魔を滅するの語呂合わせ ②豆を鬼の目に投げて鬼を追い払っていた ③日本には、奈良時代に豆をまいて厄払いをしていた風習があった ④昔から豆は大きいので、悪霊を払うのにいいとされていた ⑤京都の鞍馬山に鬼が出た時、大豆を鬼の目に投げて退治したという昔話がある …というような情報もありました。

今回調べていて思ったのですが、調べたら疑問に感じることが増えてきてエンドレスになりますね。時に物事を深~くご存知の方にお会いしますが、調べたら知らないことが沢山あることに気づくので、調べることが楽しくなるのかもしれないですね。引き続き、ぱんだなりにお手軽情報を広げていこうかなあと思います。

 
ぱんだの家では、恵方を向いて太巻きを1本無言で食べ終わったら、時間をおいて豆まきをしています。なので?自分の歳数の大豆は食べられないのですが、「はい、〇個!」と食べたつもりにしています。で、残った豆は翌日炊き込みご飯の具にするのが、ぱんだの節分の楽しみの一つになっています。みなさんは、余った豆をどんなふうに召し上がっていますか?よろしければ、ご来室の際に教えてくださいね。

この一年も皆さまがお元気で、笑顔の多い毎日を過ごされますよう、アクシススタッフ一同心よりお祈りしております!

 
半田光代