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子育て科学アクシスブログ


病院へ早めに行って良かった

藤原です。皆様お元気ですか。

私は、5月に網膜剥離になってしまった。ゴールデンウィークの5月7日、左目に違和感を覚えた。

どうも鼻の頭が見えるのである。そのうちに違和感はなくなるだろう。気のせいだ。と思っていたが、・・・・・・良くならなかった。何か変だぞ。

連休明けの5月9日の月曜、午前中に約束事の用事を済ませて、帰宅し一息つくと、それまでは忘れていた目のことが急に気になった。「今日病院へ行かないと、今週は、病院に行けなくなるなあ。どうするか。」「病院は、早めにだ。」と心の内から声が。

午後2時に、近くの眼科に行った。午後3時。検査が始まった、すると看護師の表情が変わった。あわただしい気配を感じた。こちらに・・・と、さらなる検査機器の前へ。「なんだろうと不安が・・・。」「少々お待ちください。」と。そして、診断結果が・・・・。「網膜剥離です。うちの病院では、対応できない。他の病院を紹介します。、一刻を争います。明日に、紹介する病院に行くといいです。」と医師から告げられた。「明日ですか。仕事が・・・」と言うと、「何を言っているのですか。左目は、見えなくなってしまいますよ。」「この病気は、早く対応すれば治る病気ですよ。」

この「治る病気ですよ。」の言葉が、すべてであった。

次の日の火曜の朝8時、紹介された病院に。患者がとても多くて驚いた。待合室で3時間近く待った。「他の病院から紹介されて来た」「他の病院で治らないので・・・」などと言う声が自然と耳に入ってきた。評判が良いらしい。いよいよ私の番。医師から「今日の5時過ぎに手術をします。左目の状態は、見えない状態になっていてもおかしくないぐらい悪い。」「このまま手術しないと、明日には、おそらく見えなくなっている。」と。

私のために緊急に手術をしてくれるようだ。医師の誠意が感じられた。ありがたい。

「昨日の決断のおかげで失明しないかも。」

「良い先生を紹介してくれたなあ。」

「昨日、病院に行って良かった」

手術は、まったく痛くなかったが、2時間以上もかかった。

手術後から寝ている間はもちろん、起きている昼間もずうっと枕に顔を入れて右のようにうつ伏していなければならなかった。これが、とても痛くつらかった。

胸は苦しいし、しゃっくりは出るし、顔は痛くなるし、とにかく辛かった。

2週間以上、枕に顔を一日中埋めていなければならなかった。トイレも一人で行けない。看護師に感謝。風呂も入れない。常に下を見ていなければいけない。剥がれた網膜をしっかりつけるためにガスが入っている。ガスは1週間で自然に抜けるとのことであったが、私の場合は、網膜が剥がれかけているところがさらに見つかり、1週間後に再手術になってしまった。今度は、ガスではなく、シリコンオイルを入れられた。3時間も手術をした。次の日、眼帯を外すと、かすかな光を感じた。そして、徐々に見えるようになっていった。このとき失明しないで済んだと希望が少しでてきた。良かった。と安堵した。しかし、ぼやけている。霞の中にいるみたい。透明なシリコンオイルを通してみているからであるとのこと。網膜がしっかりつく3か月後にこのシリコンオイルを抜くという。抜けば、きれいに見えるからと説明を受けた。ところが、またしても、順調にいかなかった。8月30日にシリコンオイルを抜く手術をしたが、霞は消えなかった。シリコンオイルが網膜に張り付いてしまったと言う。網膜にシリコンオイルが張り付くことは、想定外の展開。そのような症例は、経験がないと医師から告げられた。再々手術も検討したが、しばらく様子を見ることになった。

幸い2週間後、張り付いていたシリコンが剥がれてくれた。良かった。

おかげさまで今では、完全ではないが見えるようになった。車も運転できるようになった。

早めの決断と日々の睡眠のおかげで、快復ができたと思っている。

多くの方々にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。心より感謝申し上げます。

 
藤原一夫