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子育て科学アクシスブログ


音楽も演劇もコミュニケーションだっ!

皆さんこんにちは、成田です。

 
おかげさまで、8か月練習してきた演劇の本番が1月21日、無事に終わりました。

たくさんの会員様ご家族や、古くからのそして新しいお友達が観にいらしてくださり、そして温かいお言葉をかけてくださり、本当にありがたかったです。もちろん素人の小芝居(笑)ですが、とにかく先生のおっしゃる「明るく、明るく」を肝に銘じて演じました。ある方から「コロナで長くこういう場に来れなかったけど、今回、生のパフォーマンスを観たら本当にエネルギーが伝わってきて元気になったわ」、とおっしゃっていただけたのは本当に嬉しかったです。

 
先日、仕事で知り合った方のライブを六本木に聴きに行かせていただきました。あまり今までライブハウスなるところに行ったことがないので、おどおどしながら行きましたが(笑)、実に楽しいライブでした。何より感動したのが、「音の丸さ」です。

ドームとかアリーナとか言われる大きな会場のコンサートだと、どうしても音量重視、バランス二の次みたいなところがあって、終わると耳がとても痛くなってしまうのですが、その日のライブは本当にちょうどよい大きさの箱、ちょうどよい音量、そして絶妙なる楽器のバランスに心地よくボーカルが乗ってくる演奏でした。まるで楽し気な会話を聞いているイメージといいますか、すべてが自然で無理のない音なのです。すごいな!と思いました。きっとこれがコミュニケーションというものの神髄なんでしょう。

 
そういえば、演劇でもいつも「相手の音を聞いて自分の音を立てる」ことを指導されます。それを「はいっ!」と言って完璧にできるわけではない悲しいど素人ではありますが、それでも、なんかすごく大事なことを学んでいる気がします。演劇も音楽も、人間ならではのコミュニケーションを学ぶために本当に役立つツールだと思います。生の演奏や舞台は、映画やテレビとは全く違った「何か」が確実に体に伝わるものです。音やビジュアル以外の「気」とか「波動」といったものなのかもしれないし、それこそ「コミュニケーション」の神髄に触れる心地よさなのかもしれない。

 
いずれにしても、子どもたちには、ぜひこの目に見えない貴重な体験をたくさんさせてあげて欲しいなと思います。皆さん、夜のロッポンギはまだ早いとしても(笑、聴きにいらしてた方はおおかた私くらいのおじさまおばさまたちでした)、やっと再開したたくさんの演劇や音楽、ミュージカルや寄席などを、これでもかというほどお子さんに「体感」させてあげてくださいね。私は、こういうものたちこそ、日本の公教育ではなかなか取り入れられない数学や英語や国語以外の大切な学習ツールだと確信しています。信じてもらえると嬉しいのだけれど・・・。

 
成田 奈緒子