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子育て科学アクシスブログ


がんばることって

皆さん、こんにちは。伊藤です。

冷え込み強い日々が続いておりますが、皆さんお元気ですか?私は相変わらずマイペースに過ごしております。先月、私はとうとう50歳になりました。早いものです(汗)。最近忘れっぽくなったため、投稿の内容が過去のものと同じになってしまってはいけないとアクシスのブログを見返していました。すると、成田先生の2021年9月の投稿

ぼくは、かんばりません

が目に留まり、読み返しました。その男の子の親御さんも不安から、ご褒美つかってでもなんとか行かせないと、と思ってしまったのかもしれません。学校から連れてきてくださいと言われていて必死になっていたのかもしれません。親御さんの気持ち、とってもとってもよくわかります。ですが、お子さんの絞り出すような心の声、叫びに前回拝読したときと同様に切なくなりました。

 
「頑張れない子はだめだ」「一つのことをやり続ける強さがないと何事もつらくなったら逃げる子になる」という言葉をよく耳にします。頑張り続けることが苦手な私にとって、このフレーズを耳にすると気分が悪くなります。私も過去に親から、「こんな成績をとるなんて、お母さん恥ずかしい。どうしてもう少し頑張れないの。」と言われたことがあります。中学2年の数学の中間テストで赤点をとったときのことです。できない自分は恥ずかしい存在なのだと衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。しこりになっています。とっても頭にきたのも事実で結局自ら勉強し始め、成績も伸びたので親の手のひらで転がされていたのかもしれません。今の私がいるのは結果的に親のおかげなのかもしれませんが、私が関わる子どもたちには、頑張れないとき、つまずいたとき、正直めちゃくちゃ動揺するかもしれないけれど、“こころの脳”を働かせて、存在を否定するような言葉かけはしないようにしようと心に誓っています。そもそも頑張れと周りから言われて、言われたとおりに動けるものでしょうか。私自身、頑張りなさいと言われて頑張ったことはないかもしれません。中学受験の時に、頑張りなさいとよく親に言われたけれど、勉強が大嫌いで宿題も全部答えを写していたのを思い出します。自分の心の底から、○○したいという気持ちが生まれ、それに向かって自分で頑張りたいと思い、行動にうつしていくというのが自然な流れかと思います。

バスのあの男の子はいまどうしているでしょう?○○したいという気持ちが芽生え、ちょっとした壁も乗り越える力になっているといいなあと思います。

 
伊藤